GIANT TCR ALLIANCE SE

ちなみに TCE ALLIANCE SE は日本限定モデルらしいです!


乗り始めて2週間経ったので、ファーストインプレッション。インプレのメインはフレーム、コンポ、ホイールです。
詳しいスペックは、横のGIANTのバナーからホームページ見てください。よろしくですm(_ _)m

自分は自転車のフレームは一長一短だと思っています。

とりあえず、実際に乗るまで正直「大丈夫かなぁ。。。。完成車で28万だろ?」と思っていたのが正直な所です。スイマセン…
が!乗ってみると「お、いいじゃん、コレ!」と良い意味で裏切られた。

まず特質すべきは、衝撃吸収性が良い。誤解を恐れずに極端に表現すると最初タイヤがパンクしてる?と思ったほど乗り心地が良い。ジャイアントは昔から柔らかめと聞いていたので、その通りの乗り心地。

下半分がアルミなので、TCRコンポジットよりは剛性を確保した設計になっているらしく、自分的にはコンポジット買うんだったらアライアンスの方がレースには向いているのかな?といった印象です。 もちろん重量的なハンデはありますが、気にならないレベルかな。
一日で170kmぐらい乗ってみましたが、このフレームは疲れにくいですね。ロングライドにはぴったりなんじゃないでしょうか?



ダンシングのフリの軽さはさすがジャイアント。極端なスローピングによる低重心化がばっちり効いています!ヒルクライムでフリが軽いのは助かります。しかもフレームがウィップすることでしなりを利用してリズミカルに上れると思います。これは硬いだけのフレームには出来ない走り方。リアパートの反応は良いのですが、自分(70kg)ぐらいの体重があると、フォークがちょっと頼りない。ハンドルがワンテンポ遅れてついてくる感じ。もう慣れちゃったから違和感ありませんが。



上ったら、次は下り。これは凄く下りやすい!フレームがギャップを吸収してくれる+低重心なので、コーナーリングがとても安定している。アマンダの場合は硬すぎてバンピーなコーナーはちょっと怖かったけど、これは大丈夫!ちょっと驚いた。これはホイールとの相性もあるかもしれません。



最後に平坦+スプリント。 
大きいパワーをかけた時はさすがにちょっと反応が悪いです。撓みやすい下半分がアルミになっていて剛性がそれなり確保されているので、想像したよりはスムーズに加速していきます。しかもBB周りには剛性を上げるためにリブ補強がなされていて、このヘンもしっかり作り込まれたフレームなんだな。と関心しました。
まだ本気でスプリントしたことはないのですが、練習で森山選手とスプリントごっこした時は、もの凄い勢いで伸びていきました。自転車が跳ねない。ショートスプリントは苦手かもしれないけど、ミドル〜ロングレンジのスプリントならけっこうイケルんじゃないかな。ちなみにSRMのデータを追ってみると最初の立ち上がりはちょい鈍いですが、後半の出力の持続はけっこう長かったです。ちなみに1200Wぐらい出てましたが、それでも完全に剛性不足というとこは無かったです。



コンポはSRAM RIVAL。
変速はまったく問題なし。カンパに近い感じかな。ブラケットの握りはカンパ。カンパユーザーならすぐに慣れてしまいます。
ダブルタップも慣れちゃった。あとはレースでどうなるか。
ブレーキは効きます!。少なくとも2006年度のカンパよりは圧倒的に効く。クランクはSRM使ってるんで評価出来ず。
Fメカでインナーからアウターへのトリムは1段分あるんですが、逆にアウターからインナーへのトリムがありません。
これは是非つけてほしい。トリム使いまくる人間なんで。



ホイールはA Class ALX430。
ハブはよく回ります。これは素晴らしい。
が、ちょっと剛性不足が否めない。リムが400gちょいとなかなか軽い部類なので、仕方ない部分があるんですがスポークテンションで補ってあげたほうが良いかもしれません。



全体的に
お世辞抜きで買い!モデルです。
塗装も綺麗だし、この価格帯でこれだけ走る完成車は無いんじゃないかなぁ。ホイールを高剛性タイプや、カーボン使えばまったく問題ないし。上を見ればきりが無いですが、自分はそんなに不満はありません。剛性がすべてでは無いと思うし。タイプでいろんなフレームがあって良いと思う。ただ硬いだけのフレームなんかよりよっぽと走ります。
あとオススメポイントとして、30万以下の価格の完成車なのにタイヤがミシュランPro2Raceが付いてきます!これはいいでしょ。タイヤは唯一路面と接地する所だし、タイヤの性能で走りが変わります。このヘンはコストダウンのあおりを受けて、一番安いモノがついてたりするんだけど、さすがジャイアント。考えてます。


ジャイアントというと、どーしても台湾、安い、イメージが悪い。と思う人も多いですが、そんなこと言ってないで乗ってみろ。という感じ。ヘタなヨーロッパブランドの同価格帯の自転車より圧倒的に性能が良いと思います。ついてくるパーツもいいしね。


世界の自転車工場の台湾で育ったブランドだし、ヨーロッパのプロレースでも長年の実績がある。
自分はヘタにMade in Italyとか書かれるより、 Made in Taiwan と記述が堂々としてあるほうがいいです。

是非試乗会とかで乗ってみてください。良さが分かると思います。
ちなみにALLIANCE SEはお店で試乗車として置いてある所も多いと思いますので、是非。試乗プログラムもあるみたいです。
詳しくはGIANTのホームページにて。

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