飯田ロード

今年の実業団最終戦。個人的には、小川よりも厳しいサバイバルコース。完走は何人居るんだ?
今日は絶対20位以内でゴールしようと密かに考えていた。今年は結果を求められていないけど、全然結果を出さないままシーズンを終えるのはイヤだ。 

今日は勝負どころまではクレバーに走ろう。後半に必ず足を使って勝負しなくてはならない場面がある。前半の逃げは反応しない。と心に決めていた。

スタートすると、まぁそれなりのペース。上りに入ってすぐに先頭ではシマノが逃げをうってる。 今日は最終戦でJツアーの総合チャンピオンが決まる試合。 現在リーダーのミヤタの真理選手は2位の岡崎さんだけマークして一緒にゴールすれば優勝の展開。 ミヤタは全員でリーダーを守りに来ている。真理選手も、岡崎さんの後ろにぴったり。岡崎さんも逃げれないのを分かってか、動きはまったくない。

前半でいい逃げが決まってあっという間に集団との差が開いた。 で、集団はすでにサイクリングモード。前で真理さんと岡崎さんが牽制しまくり。ミヤタの若いのに指示してペースを上げないでいる。そうしているうちに半分終了。うちのチームは序盤の逃げに二戸さんが乗っている状況。 

5周目終了時ですでに先頭との差は4分。ここは足きり5分らしいので、このままじゃ集団ごとおろされるなぁ。と思っていたが、まぁ大丈夫だろう。絶対ここから前を追う動きがある。と足をためていた。補給が開始される周回だったので、前で受け取るべく上がったら、ちょっと集団から離れていた。そのまま補給して後ろを見て集団に戻ろうと思ったら、まったくペースが上がっていない。そこからラバネロの江下さん、セレーノ槙さん、YOUCAN広瀬さん、MTBの野口さんとぽろぽろと追ってきた。 後ろのやる気のなさを見るとここで戻るのは命取りになりかねないので、5人で協調して前を追う。 やっぱり意識が同じだとローテもうまくいく。そのまま2周走ったところで後ろから集団が追いついた。とうとう岡崎さんあたりが動いたか?と思ったら、10人しかいない。え??後ろはツアーリーダーを含んだ状態で全員降ろされたみたい。まぁDNFでもリーダー決定だしな。プロは山のようにあるレースの一つに過ぎないんだな。と思った。

その後15人ほどの集団になって前の逃げを追う。前もすでにバラバラで集団らしい集団は無い。こっちが圧倒的に有利だ。トップまで追いつくのは不可能だが、いい位置まではいけそう。7周目あたりから、次の展開に備えて休みつつ、それでもペースを上げて走る。周りも見えていていい感じだった。 去年序盤で撃沈した激坂も楽に登れてる。

思惑通り、前の集団が見えてきた。シマノの選手が3人ほど居る。上りパートで追いついて、激坂に突入する前に20人ほどの集団が出来た。 ここでペースが上がった。 この動きには絶対反応しておかなくては!と思って全開で反応したが・・・・・


両足痙攣


正直、え???という感じだった。今までいい感じで走れてきていたのに、いきなり痙攣しだした。補給も積極的に取ってたし、無理なギアを踏んだりもしてなかったんだけど。練習不足だろう。

集団からちょっと遅れてしまった。なんとか下りとちょっとした上りで追いつき、後ろで耐える。耐える。耐える。が耐え切れなり、緩い上りで切れてしまった。 が前も披露困憊らしく全然ペースが上がらない。このまま耐えれば・・・と考えたが、どーにもこーにも足が動かない。気持ちは切れてないが足が完全に終わってる。 しかもバックストレートは猛烈な向かい風で集団が圧倒的に有利。一人で8周目をあきらめずに走ったが、9周目に入るスタート、ゴール地点で無常にも赤旗


終わったなぁ・・・・・


と思った瞬間、フラフラになってコースを外れてから、しばらく動けなかった。
足りないものを痛感させられた最終戦だった。 気持ちはあった。最後まで心が折れなかったのは大きいと思うが、それに伴う足が無かった。一緒に追っていた選手は10番手ぐらいでゴールしていた。
レースにタラレバは無いけど、あのままいけていたらなぁ・・・と思うとめちゃくちゃ悔しい。

来年に対するモチベーションが一つ増えた。

来年は結果を残すシーズンにしたい。