2006 Tour of Japan 奈良ステージ 5/15

今日が一つ目の山場。 総合を狙う選手は積極的に動いてくることが予想されるステージ。
明日は休息日ということで、翌日のことをまったく考えないで1dayレースとして挑むことに。東大寺大仏殿前をスタートする。今日は前方に居ないと足を使うだけ使って何も出来ないので、積極的に前に出ることが大事。

足の無い選手は、ずるずる後ろに下がって、いつもの定位置。と思われがちだが、集団の前方に位置していたほうが圧倒的に楽です。特に奈良、飯田のような上りがあり、コーナーもタイトなコースはなおさらです。みなさんも勇気を持って集団の前方で走りましょう。前で走らないとレースで何が起こってるのか?を把握出来ません。よって勝負に加われません。

スタートすると、延々20km以上パレードの上り。ここが一番きつい。アップがてらゆっくり進むが、すでに汗がボタボタ。あ、あつい。 と、yahoo!の選手が何回もパンク。なんだ? 新城も何回もパンクしてる。チューブ?タイヤ?なんなんだ? 


パレードを抜けるころに二戸さんが前に上がってきた。序盤から行きそうな雰囲気だったので、僕も前に上がってパレードが解除されるスタート地点ではほぼ先頭にまで上がり、スタートを迎える。ファーストアタックは、マトリックスの中川さん。それに続く形で何人かいった後に、ユニバーサルカフェの選手がアタック。それに二戸さんが反応した。やっぱり逃げようとしていたのか。凄い・・・。その後もマトリックスが積極的にアタックを開始。三浦さんが入った逃げに自分も反応して7人ほどで逃げるが、程なく集団に吸収。半周ほどして二戸さんも吸収。かなりきつそうな表情。
3周目?ベロフォシックスが動き出し、yahoo!の福島(弟)、シマノの選手らと逃げる。この逃げが決まってよーやく集団が沈静化。しばらく流れるように進む。 が、yahoo!のパンクは続く・・・・。マジかよ。
パンクの嵐でyahoo!は戦略変更か?と思うくらい。ついてない。

なるしま勢をみると、高梨さんがすでに集団から消えてる。なんとか粘って規定周回をこなしてほしい。
その他のメンバーは集団内。小畑さんが前方キープ。

レースも半分を消化したあたりで、とうとう集団は逃げグループとの差を埋め始めた。yahoo!がまとまって前に上がり始める。次第に差が縮まり始めたところで、アタックがあった。ユニバーサルカフェのデュマとyahoo!の宮沢さん、シマノの土井さんあたりが抜けていくのが見えた。実際にはもうちょいいたかな?

どんどん差を広げていくが、しばらくすると、なんと!yahoo!の宮沢選手がパンク。またかよー!マジで不運としかいいようが無い。これでyahoo!はレース運びが振り出しに戻る。これで前に一人もいなくなったyahoo!はチーム一丸となって集団を引く。なかなかチームとしてのまとまりがあるなぁ。日本のチーム内では一番まとまっている。個々の実力もある。すばらしいチームです。
その後、ワンカンポや、アイサン別府さんのアタックなどがあるが、決まらず、デュマはガンガン前との差を詰めている。

こっちはペースが上がって、かなり辛い状態。このあたりからずるずると集団の後ろに下がってしまう。もう前の展開が読めない位置まで来てしまった。マズイ・・・。

残り2周、耐え切れずに集団から遅れる。 その後も気合で走ってると、前によっしーと木村さんがいるグルペットを発見。なんとか追いついて、残り周回をその集団をこなしてゴール。

後で聞いた後半の展開は、デュマ選手が前の逃げ集団に追いつき!、逃げ集団にいたチームメイト、ベロフォシックスが後半ガンガン集団を引っ張って、デュマが最後の坂で抜け出して優勝・・・・・。完璧なチームプレイ。エースをステージ優勝させつつ、後続とのタイム差もしっかり稼ぐ。お見事です。