2009 GIANT TCR Advanced SL ISP

ベアリングにちょっと不具合があって、よーやくなおったのでちょっとインプレっぽい物を。

まずはこんなポジションに。サドル周りは去年と同じ。ハンドルを10mm遠くして5mmステムをあげました。

2009年モデルの特徴の一つが、スーパーオーバーサーズのヘッド周り
これのおかげでダンシングの感覚がまったくかわった。ペダルを踏むと逆側にハンドルがグイッ!と押されるような感覚に
なるぐらい剛性が高い。
ハンドリングはけっこうクイックな方だと思います。自分のポジションが決まってなかったり、ロードバイクに乗りなれてない人だと、ちょっと厳しいかも。最初の一台には奨められないなぁ。
ちょとと万人には受け入れられないレース専用設計。
切り返しが多いダウンヒルとか、くりテリウムとかとても得意そうです。

すごい造形のトップチューブ。逆台形みたいな形になってます。


こちらもすごいボリュームのBBまわり。BBを圧入式の組み込みにしてダウンチューブを太くする場所を確保
座っても、立ってもBB周りの剛性が効いて全然たわむ感じなし。「踏んだら、踏んだ分だけ進む」という感覚です。いまいち
伝わりにくいけど。

全体的には、やはりレース専用スペック。ゆっくり楽しくロングライドするバイクではないと思う。2008年のTCR Advancedはとても乗りやすく、重心も低く、衝撃吸収生も良かった。
2009年モデルはまったくの正反対の設計。ものすごい剛性。アタックするのが楽しくなりそうな自転車です。スプリントなどの高速域からの伸びも凄そう。highroadから相当剛性アップの指示が出たのかなぁ。
今のトレンドを全部くっつけて、全部入り。といった感じですが、設計が崩壊してるわけでもなくそつなくまとめてるのは、さすがGIANT。いろんなトレンドを作ってきたメーカーたる所以かな?(ISPも、スローピングフレームもGIANTが初)

レースしたい!剛性の高いバイクが欲しい!と思う人にはうってつけのフレームだと思います。