フォイクト

OVERCOMINGの特典DVDでフォイクトのシーンが30分ほどあります。
いやー、自分がチームの監督ならああいう選手をまっさきに確保したい。エースよりも先。あれだけプロ意識が高くて、ムードメーカーで人間的にも素晴らしい選手ってなかなか居ないんじゃないかな。
フォイクトはとことん逃げまくって勝利につなげるタイプの選手。リースも、「あいつはクレイジーだ……」というシーンがあって、持て余している感があるが、「やつの性格はなおらない」と承知でチームに引き抜いてきたんだろう。

2004年物議を醸し出したツール第13ステージ。 ウルリッヒが中盤から逃げて攻撃してきたステージ。序盤から逃げていたフォイクトは、なんと止まってバッソ、ランス含むメイン集団を待ってウルリッヒを追撃。ドイツ人がドイツ人をつぶす格好となった。
それより、なにより、ちょっとでも自我のある選手なら、ウルリッヒと合流してステージ優勝狙うだろう。勝ったら人生変わるしね。

レース後も、監督の指示にも何一つ文句を言わない。ファンからのヤジに対してかなり怒ってたけど。
フォイクトの言葉「俺の忠誠心は、監督、チーム、そしてエースのためだけにある」 いやーーーーーかっこいい!