西日本実業団レポート

広島の森林公園を9周 110kmです。スタートで前に並ぼうと思ったんだけど、トイレいってたら、後ろになっちゃった・・・・。二戸さんと同じような位置でスタート。

スタートでいきなり前方で斜行して、罵声が飛んでる・・・。あー前の差が開いていきなりもがくはめに・・・・スタートはやっぱり前ですね。

1周目、ミヤタの若いのが、積極的にペースを作っている。速い! 真理さんで勝ちにくるのは目にみえてるので、当然といったら当然の動きか。シマノなんかも積極的。 あと今日はマトリックスが積極的(というか橋川さんが積極的)に動いている。調子良さそうだなぁ。

かくいう自分もなかなか調子がよさげ。しかしそこに罠があった。。。。

1周目の3段上りあたりで逃げが決まった。これに乗ろうとしてたんだけど、位置取りが悪すぎて反応出来ず。ヨッシーがついていったけど、乗り切れずにすぐに戻ってきた。
その後に二戸さんがうまく逃げに乗った。7人ほどか? 有力チームはほぼ一人ずつ逃げに乗ったので、あっという間に集団は沈静化。平和な時間
がやってきた。

逃げはずんずん集団との差を広げてる模様。このコース、タイム差を知らせるバイクもなくて、無線をもっていない僕らは、いったいどんくらい開いているのかが全然分からない状態でした。

2周目は平和に過ぎ、3周目、集団からも単発のアタックがかかるようになった。前方では小畑さんが複数人の逃げを確実にチェックしている。チームのために動いている。さすがだなぁ。
自分もじわじわと前に移動して集団の前まで出て、小畑さんに協力。というか、出てこいよ!と合図されました。そりゃそうだ。ごめんなさい。出れませんでした。

有力チームがアタックを開始して、うちとしては、エースが逃げに入っているので、追いつかれては困るので、確実にチェックにいく。チェックして逃げに乗り、そのまま先頭に追いついたら、それでもかなり美味しい展開になる。これが逃げ集団に誰も入ってないとなると、このチェックを他のチームにうけつつ、前を追わなければならない。非常に苦しい展開だ。

アタック合戦も一段落して、ふたたび集団が落ち着いた。小畑さんと前に出て集団を適度なペースで引く。マトリックスの三浦さんあたりも出てきて監視している。

と横からYOUCANの選手と鹿屋の選手がアタックして抜けていく。まぁ2人なら帰ってくるし、実業団チームの選手もいないしと思って上り坂で集団を引いてたら、後ろがペースダウンしたらしく一人で抜けてた。
位置関係はこんな感じ。


========<俺>===<集団>


集団を待とうと思ったけど、後ろは相当ペースダウンしてるっぽく微妙な立場。垂れてくると思った前2人もいいペースで逃げてる。良し!乗ろう!と決断して、もがいて前に合流。
すぐに追いつけて、3人で逃げる。が、前の集団に一人でも追いつかせたくないので、自分はこれっぽっちも引かない。 YOUCANと鹿屋は誰も逃げてないので、必死に追っていく。非常に美味しい展開。しばらく3人で走ると、後ろからもう3人ほどがポロポロと追いついてきた。ここに入ってたのはマトリックスの中川さん、セレーノ江本さんあたり。 江本さんは全然前に出てこない。かなりきつそうだったのが、程なくしていなくなってた。その後も3人ほど追いついて結局集団の位置関係はこんな感じ。<先頭7人(なるしま二戸)>======<追走10人(なるしま須藤)>=======<メイン集団>


自分はチェックする立場で冷静に逃げを観察出来たんだけど、鹿屋とシルベストの選手の上りが、とにかく速い。この集団は本気で前に追いつこうとしているので、かなりのペースで逃げ続けている。前との差がけっこう縮まっているらしく、中川さんに聞くと1分ぐらいしかない。こりゃおいつくかな?と思って、ここから先頭交代に加わってペースアップ。けっこう乗れてて、あー調子いいなぁ。という感じ。順調に3周ほど逃げて残り5周。このヘンからなんかおかしくなっていた。頭がぼぉーっとして、ちょっとフラフラ。この日の気温は30度。ピーカンです。あーやばそう。と思って水分多めに取ったけど、時すでに遅し。 足が攣り始めた。
後ろから、シマノ阿部さん、ミヤタ真理さんを含む15人ほどの集団が抜け出してきて、自分の集団と合流して、25人ほどのメイン集団になった。レースも中盤に入って、とうとう本命が動いてきた感じ。案の定3段坂で真理さんがビッグギアがアタックをかけて揺さぶっている。
残り4周、とうとうきつくなってきた。足がもう悲鳴を上げてる。3段坂の最後で粘りきれずメイン集団から切れた。 そのままフラフラ走ってると、後ろからグルペットがやってきた。よっしーと小畑さんが入ってる。ここになんとか連結してぎりぎり1周耐えたが、次の周に切れてしまって、終わり。

頭があまりにも暑くて、思考能力ゼロ、足も完璧に終わってる。軽く命の危険を感じたので降りました。残り2周腰に激痛が入ってうまく踏めないのもダメだったなぁ。

二戸さんが残り2周ではすられて落車。いい逃げに乗ってたのに非常に残念。よっしーが良い位置でゴールしてた。とうとう復活か?

終わったあと、二戸さんに「今日の須藤君はギアが重すぎた!」と言われた。いつもならもっと回して上ってるんだけど、今日は調子が良くて大きいギアで行ってしまったのかもしれない。反省点その1。調子の良い時にこそ、回す意識を。

逃げ集団にも入れて、そこそこ走れた。が、最後は全然ダメだった。
完走は出来なかったけど、積極的に前で動けて、それなりに収穫があったと思います。良い経験になった。本当はもう一個前の集団に入りたかったんだけどね。

レースは、完走だけがすべてじゃない。何もしないで完走だけを狙うよりも、少しでも可能性があるなら、攻撃を仕掛けることが重要だと思いました。 何も行動を起こさなければ、何も始まりません。

もちろん完走するレースってのも重要ですけど。チームポイントもありますし。